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平成24年度春季解答
問題26
業務用ソフトウェアを、インターネットを経由して利用可能とするサービスとして、適切なものはどれか。
ア | ASP |
イ | ERP |
ウ | ISP |
エ | SFA |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | ASP(Application Service Provider)は、サーバ上のアプリケーションソフトウェアを、インターネット経由でユーザに提供する事業者、又はそのサービス形態である。 |
イ | × | ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の持つ様々な資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法。また、そのために導入・利用される統合型(業務横断型)業務ソフトウェアパッケージのことである。 |
ウ | × | ISP(Internet Service Provider)とは、インターネットへの接続を 提供する組織のことである。 |
エ | × | SFA(Sales Force Automation)とは、パソコンやインターネットなどの情報通信技術を駆使して企業の営業部門を効率化すること。また、そのための情報システムである。 |
問題27
事業活動に関する大量の情報を収集し、分析して、事業の意思決定や業務遂行に活用する能力を育成したい。このとき、実施する研修のテーマとして、最も適切なものはどれか。
ア | グループウェア |
イ | データマイニング |
ウ | プロセスモデリング |
エ | ワークフロー |
解答:イ
<解説>
ア | × | グループウェアとは、企業内LANを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり、グループによる協調作業を支援するソフトウェアの総称。 |
イ | ○ | データマイニングとは、小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを探し出す技術。 |
ウ | × | プロセスモデリングとは、業務における処理の流れを図式化してまとめることで、誰でも理解しやすい状態にする手法のことである。 |
エ | × | ワークフローとは、ビジネスの手続きを自動化するか、手続きの処理手順を規定することで、関係者の間を情報や業務が円滑に流れるようにすること。また、そうして作られた流れ。 |
問題28
株式公開を説明したものはどれか。
ア | 株主ではない経営の専門家に経営を委ねること |
イ | 企業が互いに株式を購入し、保有し合うこと |
ウ | 企業買収の手法で、自社株と被買収企業株を交換すること |
エ | 未上場の自社の株式を証券市場に流通させること |
解答:エ
<解説>
株式公開とは、未上場会社の株式を証券市場(株式市場)において売買可能にすることである。
ア | × | 一般的な株式会社の経営形態である。 |
イ | × | 株式持合いの説明である。 |
ウ | × | 株式交換の説明である。 |
エ | ○ | 株式交換の説明である。 |
問題29
知的財産権のうち、特許庁が認める産業財産権に属さない権利はどれか。
ア | 意匠権 |
イ | 商標権 |
ウ | 著作権 |
エ | 特許権 |
解答:ウ
<解説>
日本において,産業財産権(工業所有権)と総称される四つの権利は「意匠権,実用新案権,商標権,特許権」である。
- 意匠権
- 商品の形・色・模様などのデザイン
- 実用新案権
- 物品の形状・構造などに関する考案
- 商標権
- 商品・サービスを示す文字・図形・記号
- 特許権
- 高度な発明
ア | × | 意匠権は産業財産権に属する。 |
イ | × | 商標権は産業財産権に属する。 |
ウ | ○ | 著作権は産業財産権に属さない。 |
エ | × | 特許権は産業財産権に属する。 |
問題30
SLAの中に含めるサービスレベルに関する条文の例として、最も適切なものはどれか。ここで、甲は委託者、乙は提供者とする。
ア | 乙が監視するネットワークにおいて回線異常を検知した場合には、検知した異常の内容を60分以内に甲に報告するものとする。 |
イ | 乙は別に定める秘密事項を第三者に開示しないものとする。ただし、事前に甲から書面による承諾を得た場合はこの限りではない。 |
ウ | 作成されたプログラムなどに瑕疵があった場合、乙は別に定めるプログラムなどの検収のための引渡しの日から1年間の瑕疵担保責任を負うものとする。 |
エ | 納入物に関する著作権は乙に留保される。ただし、甲は本件ソフトウェアの著作物の複製品を、著作権法の規定に基づいて複製、翻案できる。 |
解答:ア
<解説>
SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証制度)とは、サービス提供者(プロバイダ)とサービス委託者(顧客)との間で契約を行う際に、提供するサービスの内容と範囲、品質に対する要求(達成)水準を明確にして、それが達成できなかった場合のルールを含めて、あらかじめ合意しておくことである。
ア | ○ | 自社のサービスが中断されてサービス品質に影響が及ぼされる事象について、それを報告する為の目標時間を具体的な数値を用いて示しているの正しい。 |
イ | × | サービスの内容やサービスレベルに関するものではない。 |
ウ | × | サービスの内容やサービスレベルに関するものではない。 |
エ | × | サービスの内容やサービスレベルに関するものではない。 |
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