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平成24年度春季解答
問題46
データセンタなどの施設において、複数の機器類の保守性や設置効率を高めるために使用するものはどれか。
ア | サーバラック |
イ | ハブ |
ウ | ファイアウォール |
エ | ルータ |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | サーバラックは、サーバやネットワーク機器などを格納するのに適した収納用の器具である。複数の機器が一箇所にまとまるので設置効率が高くなり障害発生時に機器を探す手間が省けるので障害に対処しやすくなり保守性が向上する。 |
イ | × | ハブとは、スター型LANで使われる集線装置。各機器に接続されたケーブルはいったんハブに接続され、ハブを介して相互に通信する。 |
ウ | × | 組織内のコンピュータネットワークへ外部から侵入されるのを防ぐシステムである。 |
エ | × | ルータは、コンピュータネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器である。 |
問題47
会社の情報システムの安全性、信頼性などが第三者が点検、評価し、必要があれば当該第三者が点検、評価の対象者に助言、勧告をするものはどれか。
ア | システム監査 |
イ | システム管理 |
ウ | システム設計 |
エ | システムテスト |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | システム監査とは、コンピュータ・システムの有効性と効率,信頼性,安全性を確保するため,監査対象から独立した立場で,一定のシステム監査基準に基づいてシステムを総合的に点検・評価し,関係者に助言・勧告すること。 |
イ | × | システム管理とは、情報システムやコンピューターネットワークの運用・管理・監視を行うことである。 |
ウ | × | システム設計とは、コンピュータを利用したシステムやソフトウェアなどを開発・構築する過程で、システムの目的や仕様、動作などを決める工程のことである。 |
エ | × | システムテストとは、システムのテスト手法の一つで、システム全体を対象に行われるテストである。 |
問題48
プロジェクトの立上げ時に考慮すべき事項として、適切なものはどれか。
ア | 組織内部における前提条件や制約条件を明確にすることは重要であるが、自身では制御できない外部環境における前提条件や制約条件を明確にすることは意味がないので行わない。 |
イ | プロジェクト立上げ時には今後プロジェクトがどのように進捗していくかを想定することは難しいので、プロジェクトの目的は、どのような成果が出せそうかが見えてきた段階まで待って示す。 |
ウ | プロジェクト立上げに当たって、細分化された最小単位の工程ごとに具体的な予算を見積もる必要があり、これができない場合にはプロジェクトを立ち上げることはできない。 |
エ | プロジェクト立上げに当たって、プロジェクトマネージャを任命し責任や権限を明確にしておく。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | 組織内部における前提条件や制約条件を明確にすること、自身では制御できない外部環境における前提条件や制約条件を明確にすることは重要である。 |
イ | × | プロジェクトの目的は、プロジェクト立ち上げ時に作成するプロジェクト憲章の中で明確にしておかなければならない。 |
ウ | × | プロジェクト立上げの際には、細分化された最小単位の工程ごとに具体的な予算を見積もるのは困難である。 |
エ | ○ | プロジェクト立上げに当たって、プロジェクトマネージャを任命し責任や権限を明確にしておく。 |
問題49
新システムに求められる運用時間を24時間、365日と決定した。この決定を行う開発工程はどれか。
ア | ソフトウェア受入れ |
イ | テスト |
ウ | プログラミング |
エ | 要件定義 |
解答:エ
<解説>
ア | × | ソフトウェア受入れとは、ソフトウェア開発終了後、実際の運用と同じ環境でソフトウェアを利用し、正常に動作するか(仕様書に記載した機能が実装されていること)を確認する工程である。 |
イ | × | テストとは、ソフトウェアの動作や処理結果を検証し誤りを発見する工程のことである。 |
ウ | × | プログラミングとは、コンピュータ上の処理を制御するプログラム(命令・手順)を設計・記述することである。 |
エ | ○ | 要件定義とは、システムやソフトウェアの開発において、実装すべき機能や満たすべき性能などのを明確にしていく作業のことである。 |
問題50
新人事システム開発プロジェクトの遂行に当たって、どのようなことがリスクとなり得るかを洗い出すために、プロジェクトメンバである企画部、人事部、情報システム部の担当者が集まり、プロジェクトに関して思い付くリスクを自由に出し合った。このような手法を何というか。
ア | ウォークスルー |
イ | クリティカルパス法 |
ウ | シミュレーション |
エ | ブレーンストーミング |
解答:エ
<解説>
ア | × | ウォークスルーとは、プログラムの仕様やプログラムそのものに誤りがないかどうかを、プログラム全体にわたってチェックすることである。 |
イ | × | クリティカルパス法とは、PERT図の作成により、クリティカルパスを明らかにし、このクリティカルパスとなるタスクの分析及び期間短縮施策の実施により、最小の投資で期間内にプロジェクトを終了させる手法である。 |
ウ | × | シミュレーションとは、現象が実際に発生した時の結果を予測するためにコンピュータプログラムなどを用いてその現象をモデル化して表現する手法のことである。 |
エ | ○ | ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法のことである。 |
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