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平成21年度秋季解答
問題6
ハウジングサービスについて説明したものはどれか。
ア | サービス提供事業者が、インターネット経由で業務ソフトウェアを提供するサービス |
イ | サービス提供事業者が、ほかの企業の情報システムに関する企画や開発、運用、管理、保守業務を行うサービス |
ウ | サービス提供事業者が、利用者に自社の建物内に設置したサーバや通信機器を貸し出すサービス |
エ | サービス提供事業者が、利用者の通信機器やサーバを自社の建物内に設置し運用するサービス |
解答:エ
<解説>
ハウジングサービスとは、主に通信事業者が自社の敷地内のスペースを契約者に提供し、契約者はそのスペースを利用してシステムの開発、構築を行うことができるようにしたサービスである。
データセンターなどがハウジングサービスに該当する。
ア | × | Saasに関する説明である。 |
イ | × | システムインテグレータに関する説明である。 |
ウ | × | ホスティングサービスに関する説明である。 |
エ | ○ | ハウジングサービスに関する説明である。 |
問題7
一定期間ごとに最適量を発注する方式を定期発注方式という。この定期発注方式で購買品を調達するに当たり、発注サイクルを10日、納入リードタイムを5日、1日の平均消費量を50個、安全在庫量を30個とした場合、今回の発注量は幾らか。ここで、発注は、発注日の消費終了後に行うものとし、今回の発注時点での在庫量は300個で、発注残はないものとする。
ア | 420 |
イ | 450 |
ウ | 480 |
エ | 530 |
解答:ウ
<解説>
- 予測期間内の出荷予測量を計算する。
※発注サイクルが10日,納入リードタイムが5日,1日の平均消費量が50個である。
出荷予測量 = (10日+5日)×50個=750個 - 必要在庫量を計算する。
※安全在庫量が30個である。
必要在庫量 = 750個+30個=780個 - 発注量を計算する。
※在庫量が300個である。
発注量 = 780個-300個=480個
問題8
ファブレスを説明したものはどれか。
ア | 相手先の商標やブランド製品を製造し、供給すること |
イ | 自社では工場をもたずに製品の企画を行い、ほかの企業に製品委託する企業形態のこと |
ウ | 製品の企画から製造、販売までの機能を垂直結合した製造小売業のこと |
エ | 製品の設計、試作、製造を一括して生産受託するサービスのこと |
解答:イ
<解説>
ファブレスとは、自社で工場などの設備を持たず、外部の協力企業に完全に生産を委託しているメーカーのことである。
ア | × | OEM(Original Equipment Manufacturer:相手先ブランド製造)に関する説明である。 |
イ | ○ | ファブレスに関する説明である。 |
ウ | × | SPA(Speciality store retailer of Private label Apparel:製造小売業)に関する説明である。 |
エ | × | EMS(Electronics Manufacturing Service)に関する説明である。 |
問題9
2人又はそれ以上の上司から指揮命令を受けるが、プロジェクトの目的別管理と職能部門の職能的責任との調和を図る組織構造はどれか。
ア | 事業部制組織 |
イ | 社内ベンチャ組織 |
ウ | 職能別組織 |
エ | マトリックス組織 |
解答:エ
<解説>
マトリックス組織とは、従来の職能別組織にそれら各機能を横断するプロジェクトまたは製品別事業などを交差させた組織である。マトリックス組織では1人の従業員に対して複数のマネージャが存在する。
ア | × | 事業部制組織とは、会社組織を取扱う製品や商品群ごとに分化させ、事業部ごとに一部または全部の間接部門を有した組織である。 |
イ | × | 社内ベンチャ組織とは、新事業の開発のために社内につくられる独立的運営組織である。 |
ウ | × | 職能別組織とは、職能別にそれぞれが担当する分野について仕事を行う組織である。 |
エ | ○ | マトリックス組織に関する説明である。 |
問題10
キャッシュフローの増加要因となるものはどれか。
ア | 受取手形や売掛金などの売上債権の増加 |
イ | 器具や備品などの投資金額の増加 |
ウ | 製品在庫などの棚卸資産の増加 |
エ | 短期や長期の借入金の増加 |
解答:エ
<解説>
キャッシュ・フロー(cash flow:現金流量)とは、現金の流れを意味し、主に、企業活動によって実際に得られた収入から外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことである。
ア | × | 受取手形や売掛金などの売上債権の増加→回収できていない現金の増加→キャッシュ・フローの減少要因 |
イ | × | 器具や備品などの投資金額の増加→設備投資に現金が必要→キャッシュ・フローの減少要因 |
ウ | × | 製品在庫などの棚卸資産の増加→売れない商品の増加→キャッシュ・フローの減少要因 |
エ | ○ | 短期や長期の借入金の増加→現金の増加→キャッシュフローの増加要因 |
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