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平成21年度秋季解答
問題26
インターネット上の広告手法の一つであるアフィリエイトを説明したものはどれか。
ア | あらかじめ受信者の許可を得て、興味のある分野の広告を電子メールで送る。 |
イ | 個人のホームページなどに企業の広告やWebサイトへのリンクを掲載し、誘導実績に応じた報酬を支払う。 |
ウ | 自社のWebサイトを検索エンジンの検索効果の上位に掲載させる。 |
エ | 大規模なポータルサイトなどに自社のWebサイトへの入り口となる画像を設置し、誘導する。 |
解答:イ
<解説>
アフィリエイトとは、オンラインショッピングサイトなどを運営する企業が、ネット上で販売を促進するための仕組みである。
ショッピングサイトを運営する企業と提携した第三者が、自分のWebサイトやブログ、メールマガジン等で商品を紹介する。ほかの利用者がそこからのリンクを経由してショッピングサイトを訪れ、そこで商品を購入したり、資料請求したりすると、ショッピングサイトを運営する企業が、提携した第三者に報酬を支払う。
ア | × | オプトインメールに関する説明である。 |
イ | ○ | アフィリエイトに関する説明である。 |
ウ | × | SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)に関する説明である。 |
エ | × | バナー広告に関する説明である。 |
問題27
製品やサービスの価値を機能とコストの関係で把握し、体系化された手順によって価値の向上を図る手法はどれか。
ア | 重要成功要因 |
イ | バリューエンジニアリング |
ウ | バリューチェーン |
エ | 付加価値分析 |
解答:イ
<解説>
ア | × | CSF(重要成功要因:Critical Success Factors)とは、経営戦略を計画的に実施する際、その目標・目的を達成する上で重要(決定的)な影響を与える要因のことである。 |
イ | ○ | バリューエンジニアリング (Value Engineering)とは、 製品やサービスの「価値」を、 それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法である。 |
ウ | × | バリューチェーン(Value Chain:価値連鎖)とは、企業の様々な活動が最終的な付加価値にどのように貢献しているのか、その量的・質的な関係を示すツールである。 |
エ | × | 付加価値分析とは、付加価値を分析することである。 |
問題28
組込みシステムの特徴として、最も適切なものはどれか。
ア | 組込みシステムの開発や稼動には、専用のOSを使用する。 |
イ | 組込みシステムの稼動には、ネットワークへの接続が必要である。 |
ウ | 組込みシステムは機器内部の制御用であり、ユーザインタフェースは不要である。 |
エ | 組込みシステムは専用化されたハードウェアやソフトウェアからなる。 |
解答:エ
<解説>
組み込みシステムとは、産業機器や家電製品などに内蔵される、特定の機能を実現するためのコンピュータシステムである。
ア | × | 組込みシステムの開発や稼動には、専用のOSは必要ない。 |
イ | × | 組込みシステムの稼動には、ネットワークへの接続は不要である。 |
ウ | × | 組込みシステムにもユーザインタフェースは必要である。 |
エ | ○ | 組込みシステムは専用化されたハードウェアやソフトウェアからなる。 |
問題29
現行システムの使用を開始してから10年が経過し、その間に業務内容も変化してきた。そこで、全面的に現行システムを開発し直すことになった。開発が、システム要求の分析と、それに基づく要求定義を行う場合、開発者のシステム利用部門とのかかわり方として、適切なものはどれか。
ア | 客観的に対象業務を分析するために、システム利用部門とかかわることは避ける。 |
イ | システム要件は、システム利用部門と共同でレビューを行う。 |
ウ | システム利用部門の意見は参考であり、システム要件は開発者が決定する。 |
エ | システム利用部門の作成した現行システムの操作マニュアルを基に、要求される機能を決定する。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 客観的に対象業務を分析するために、システム利用部門と積極的にかかわるべきである。 |
イ | ○ | システム要件は、システム利用部門と共同でレビューを行う。 |
ウ | × | システム利用部門の意見を参考にして、システム利用部門と開発者がシステム要件を決定する。 |
エ | × | 現行システムの操作マニュアルを基にして要求される機能を決定したのでは、業務内容の変化に対応できない。 |
問題30
ある作業を6人のグループで開始し、3か月経過した時点で全体の50%が完了していた。残り2か月で完了させるためには何人の増員が必要か。ここで、途中から増員するメンバの作業効率は最初から作業している要員の70%とし、最初の6人のグループの作業効率は残り2か月も変わらないものとする。
ア | 1 |
イ | 3 |
ウ | 4 |
エ | 5 |
解答:エ
<解説>
- 3か月経過した時点の工数を計算する。
※6人のグループで開始し、3か月
6人×3カ月=18人月 - 18人月で、50%完了しているのだから、残りの作業工数も同じく18人月必要である。
- 18人月の作業を2カ月で完了させるためには、18人月÷2カ月=9人の要員が必要になる。
- 今いる要員は6人なので3人要員が不足ので増員する必要があるが、途中から増員するメンバの作業効率は最初から作業している要員の70%の作業効率である。
3÷0.7=4.29人→5人
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