- トップページ
- 応用情報技術者
- 平成21年度春季問題
- 平成21年度春季解答・解説
平成21年度春季解答
問題51
図のプロジェクトの日程計画において、プロジェクトの所要日数は何日か。
ア | 40 |
イ | 45 |
ウ | 50 |
エ | 55 |
解答:エ
<解説>
最速開始日を計算すると次のようになる。よってエが正解である。
問題52
ある開発プロジェクトの見積工数は88人月である。作業を開始した1月から5月までは各月に10名を投入したが、5月末時点で40人月分の作業しか完了していない。8月末までにこのプロジェクトを完了させるためには、6月以降は最低何名の要員を追加する必要があるか。ここで、6月以降のすべての要員の作業効率は、5月までの要員と同じであるものとする。
ア | 6 |
イ | 10 |
ウ | 16 |
エ | 20 |
解答:イ
<解説>
- 残工数を計算する。
※5月末時点で40人月の作業が終了している
88-40=48人月 - 1カ月あたりの工数を計算する。
※48人月の仕事を3カ月で完了させる。
48÷3=16人月
⇒1カ月あたり16人月の工数を完了する必要がある。 - 現行要員の作業効率を計算する。
※1月~5月まで各月に10名投入(合計:50人)して40人月分の作業が完了している。
40人月÷50名=0.8人
⇒0.8人分の仕事しかできない。 - 1カ月あたりの必要な要員数を計算する。
16人月÷0.8人=20人 - 追加要員数を計算する。
20人-10人=10人
したがって、イが正解である。
問題53
グラフの使い方のうち、適切なものはどれか。
ア | 企業の財務評価などで、複数の特性間のバランスを把握するために、円グラフを使用する。 |
イ | 商品価格の最高値と最安値など、ある期間内に幅のある数値を時系列で実現するために、浮動棒グラフを使用する。 |
ウ | 全支社の商品ごとの売上高の比率など、二つ以上の関連する要素の比率の変化を比較するために、積上げ棒グラフを使用する。 |
エ | 年度ごとの売上高の内訳の推移などを、要素の変化と要素の合計の変化を比較するために、帯グラフを使用する。 |
解答:イ
<解説>
ア | × | 企業の財務評価などで、複数の特性間のバランスを把握するために、レーダチャートを使用する。レーダチャートは、特性ごとの強さ弱さの分布状況の把握と比較に用いられる。 |
イ | ○ | 商品価格の最高値と最安値など、ある期間内に幅のある数値を時系列で実現するために、浮動棒グラフを使用する。浮動棒グラフは、幅のある数値の変動を時系列で表現するのに用いられる。 |
ウ | × | 全支社の商品ごとの売上高の比率など、二つ以上の関連する要素の比率の変化を比較するために、帯グラフを使用する。帯グラフは、構成比率の変化の表現に用いられる。 |
エ | × | 年度ごとの売上高の内訳の推移などを、要素の変化と要素の合計の変化を比較するために、積上げ棒グラフを使用する。積上げ棒グラフは、要素の変化と要素の合計の変化の比較に用いられる。 |
問題54
教育技法の説明のうち、適切なものはどれか。
ア | インバスケットは、一定時間内に数多くの問題を処理させることによって、問題の関連性、緊急性、重要性などに対する総合的判断力を高める技法である。 |
イ | ケーススタディは、日常の開発業務の中で、先輩や上司が個別に指導し、実体験から知識を取得させる技法である。 |
ウ | ブレーンストーミングは、参加者に特定の役割を演技させることによって、各立場の理解や問題解決力を高める技法である。 |
エ | ロールプレイングは、参加者のアイディアを批判することなく、またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法である。 |
解答:ア
<解説>
ア | ○ | イン・バスケットとは、役職者の机上に置かれる決裁書類を入れる既決/未決箱のことである。能力開発技法としてのイン・バスケットのやり方では、決断や判断を必要とするような数多くの書類を受講者に与えて、制限時間内で、次々と決断をさせていくことによって、受講者の思考や判断の能力を養成しようとするものである。 |
イ | × | OJT(On-the-Job Training)は、日常の開発業務の中で、先輩や上司が個別に指導し、実体験から知識を取得させる技法である。 |
ウ | × | ロールプレイング(役割演技)は、参加者に特定の役割を演技させることによって、各立場の理解や問題解決力を高める技法である。 |
エ | × | ブレーンストーミングは、参加者のアイディアを批判することなく、またそのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法である。 |
問題55
SLAに記載する内容として、適切なものはどれか。
ア | 顧客とサービスプロバイダの間で合意されたサービスの目的及び責任範囲 |
イ | サービスデスクとITサポート部門の役割分担 |
ウ | サービスプロバイダが提供するすべてのサービスの特徴、構成要素、料金 |
エ | 利用者から出されたITサービスに対する業務要件 |
解答:ア
<解説>
SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証制度)とは、サービス提供者(プロバイダ)とサービス委託者(顧客)との間で契約を行う際に、提供するサービスの内容と範囲、品質に対する要求(達成)水準を明確にして、それが達成できなかった場合のルールを含めて、あらかじめ合意しておくことである。
ア | ○ | SLAに記載する内容である。 |
イ | × | サービスデスクとITサポート部門の役割分担は自社内で決めることである。顧客との合意事項ではない。 |
ウ | × | 顧客が契約する内容に絞ってSLAに記載するべきであり、すべてのサービスの特徴、構成要素、料金について記載する必要はない。 |
エ | × | 利用者から出されたITサービスに対する業務要件は合意させたわけではないのでSLAには記載しない。 |
お問い合わせ