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平成26年度秋季解答
問題21
図の回路を用いてアドレスパスからCS信号を作る。CS信号がLのときのアドレス範囲はどれか。ここで、アドレスパスはA0~A15の16本で、A0がLSBとする。
また、解答群の数値は16進数である。
ア | 3B00~3BFF |
イ | 8300~9BFF |
ウ | A400~A4FF |
エ | C400~C4FF |
解答:エ
<解説>
解説省略
問題22
ウォッチドッグタイマの機能はどれか。
ア | あらかじめ設定された一定時間内にタイマがクリアされなかった場合、システム異常とみなしてシステムをリセット又は終了する。 |
イ | システム異常を検出した場合、タイマで設定された時間だけ待ってシステムに通知する。 |
ウ | システム異常を検出した場合、マスカブル割込みでシステムに通知する。 |
エ | システムが一定時間異常であった場合、上位の管理プログラムに通知する。 |
解答:ア
<解説>
ウォッチドッグタイマー (Watchdog timer) は、メインのプログラムがハングアップなどの不正な状態に陥ってしまい規則的なウォッチドッグ操作(サービスパルスの書き込み)が行なわれなかった(タイムアウト)場合に、例外処理が実行される。例外処理は、ハングアップしたシステムを正常動作に戻すことを目的としてシステムをリセットする場合が多いが、電源切断によりシステムを強制停止させるものや電源を切断した後に再投入するものもある。
したがって、アが正解である。
問題23
顧客に、英大文字A~Zの26種類を用いた顧客コードを割り当てたい。現在の顧客総数は8,000人であって、新規顧客が毎年2割ずつ増えていくものとする。3年後まで顧客全員にコードを割り当てられるようにするための、顧客コードの最も少ない桁数は幾つか。
ア | 3 |
イ | 4 |
ウ | 5 |
エ | 6 |
解答:ア
<解説>
- 3年後の顧客の総数を計算する。
新規顧客は毎年2割ずつ増えていくので次のようになる。
現在 : 8,000 1年後 : 9,600 2年後 : 11,520 3年後 : 13,824 - 英大文字A~Zの26種類を用いた顧客コードは、26進数と考えることができる。
1桁 : 26種類 2桁 : 26×26=676種類 3桁 : 26×26×26=17,576種類 - 3桁あれば顧客全員にコードを割り当てることができる。
問題24
CGに関する基本的な用語の説明として、適切なものはどれか。
ア | アンチエイリアシングとは、画像のサンプリングが不十分であることが原因で生じる現象のことである。 |
イ | クリッピングとは、曲面を陰影によって表現することである。 |
ウ | レンダリングとは、ウィンドウの外部の図形を切り取り、内部だけを表示する処理のことである。 |
エ | ワイヤフレーム表現とは、3次元形状をすべて線で表現することである。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | アンチエイリアシングは、周辺の画素との平均化演算などを施すことで、斜め線や曲線のギザギザを目立たなくする処理である。 なお、画像のサンプリングが不十分であることが原因で生じる現象はエイリアシングである。 |
イ | × | クリッピングとは、空間上に存在する物体のうち、ウインドウから見える範囲の部分だけを取り出す処理のことである。 曲面を陰影によって表現する処理はシェーティングである。 |
ウ | × | レンダリングとは、数値で用意された物体のデータから、演算によって画像を生成し画面に表示させることである。 なお、ウィンドウの外部の図形を切り取り、内部だけを表示する処理は、クリッピングである。 |
エ | ○ | ワイヤフレーム表現とは、コンピューターグラフィックスの立体表現方法の一つで、線だけを使って作画した立体物のことである。 |
問題25
表に対するSQLのGRANT文の説明として、適切なものはどれか。
ア | パスワードを設定してデータベースへの接続を制限する。 |
イ | ビューを作成して、データベースへのアクセス処理を隠蔽し、表を直接アクセスできないようにする。 |
ウ | 表のデータを暗号化して、第三者がアクセスしてもデータの内容が分からないようにする。 |
エ | 表の利用者に対し、表への問合せ、更新、追加、削除などの操作を許可する。 |
解答:エ
<解説>
ア | × | パスワードの設定はSET PASSWORD文で行う。 |
イ | × | ビューの作成はCREATE VIEW文で行う。 |
ウ | × | データの暗号化は、DBMSまたはOSの暗号化機能を利用する |
エ | ○ | GRANT 文を使って、データベースにある表やビューのアクセス権限を、指定した利用者に与えることができる。
■構文 GRANT 権限 ON 対象 TO 利用者 [WITH GRANT OPTION] ※WITH GRANT OPTIONは、権限の付与を受けた利用者がさらに別の利用者に権限を付与できるようになる。 GRANT ALL PRIVILEGES ON 対象 TO 利用者 [WITH GRANT OPTION] ※ALL PRIVILEGESは、付与可能なすべての権限を与えることができる。 |
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