必ず受かる情報処理技術者試験

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平成26年度秋季解答

問題71

BTO(Build To Order)を説明したものはどれか。

顧客のニーズに対応したカスタマイズを実現するために、顧客の注文を受けてから最終製品の生産を行う。
商品企画から生産、販売までを行う製造小売業として、自社のブランド商品を消費者に直接提供する。
製造業者などが、過剰在庫、返品、特殊サイズ、傷などによって正規の価格では売れない商品を低価格で販売する。
特定の商品分野に絞り込み、豊富な品ぞろえとローコストオペレーションによって、徹底した低価格訴求を行う。

解答:ア

<解説>

BTO(Build To Order)とは、Build(作る),To(・・・に対して),Order(注文)なので「注文に対して作る」すなわち受注生産を意味する。注文を受けてから製品を生産するので市販の完成品と比べて、顧客の要望に応じた物を届けることができる。

BTO(Build To Order)の説明である。
× SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel:製造小売業) の説明である。
× アウトレットの説明である。
× カテゴリーキラーの説明である。

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問題72

CE(コンカレントエンジニアリング)を説明したものはどれか。

CADで設計された図形データを基に、NCデータを作成すること
生産時点で収集した情報を基に問題を分析し、生産活動の効率の向上を図ること
製品の開発や生産に関係する情報の中身や表現形式を標準化すること
製品の企画・設計・製造を同時並行処理し、全体のリードタイムを短縮すること

解答:エ

<解説>

CE(コンカレントエンジニアリング)とは、設計から製造にいたるさまざまな業務を同時並行的に処理することで,量産までの開発プロセスをできるだけ短期化する開発手法。

品質やコスト,製造性,廃棄までのライフサイクル全体を設計者に最初から考慮させることを意図したもので,設計や生産,製造,サービスなどの各部門の視点を早期から開発に盛り込んでいく。

企画に始まって構想設計,詳細設計,解析・試作というステップをシーケンシャルに処理する手法に比べ,前のステップが完了する前に次のステップの処理を進めていくことで,開発期間の大幅な短縮が期待できる。

× CAMの説明である。
× 生産性の向上の説明である。
× 製品開発情報の標準化の説明である。
CE(コンカレントエンジニアリング)の説明である。

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問題73

SEOの説明はどれか。

ECサイトにおいて、個々の顧客の購入履歴を分析し、新たに購入が見込まれる商品を自動的に推奨する機能
Webページに掲載した広告が契機となって商品が購入された場合、売主から成功報酬が得られる仕組み
検索エンジンの検索結果一覧において自社サイトがより上位にランクされるようにWebページの記述内容を見直すなど様々な試みを行うこと
検索エンジンを運営する企業と契約し、自社の商品・サービスと関連したキーワードが検索に用いられた際に広告を表示する仕組み

解答:ウ

<解説>

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、自社のWebページのURLがWeb検索サイトの上位に表示されるようにWebページのタイトルや記述内容を見直したり改善したいすることである。

よってウが正解である。

× レコメンデーションの説明である。
× アフィリエイトの説明である。
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の説明である。
× 検索連動型広告の説明である。

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問題74

企業経営の透明性を確保するために、企業はだれのために経営を行っているか、トップマネジメントの構造はどうなっているか、組織内部に自浄能力をもっているか、などを問うものはどれか。

コアコンピタンス
コーポレートアイデンティティ
コーポレートガバナンス
ステークホルダアナリシス

解答:ウ

<解説>

× コアコンピタンスとは、競合他社に真似できない核となる能力のことである。コアコンピタンスは他社との差別化や競争優位の源泉となる。
× コーポレートアイデンティティ(corporate identity 略称: CI)は、企業文化を構築し特性や独自性を統一されたイメージやデザイン、またわかりやすいメッセージで発信し社会と共有することで存在価値を高めていく企業戦略である。
コーポレート・ガバナンス(corporate governance:企業統治)とは、企業の不正行為の防止と競争力・収益力の向上を総合的にとらえ、長期的な企業価値の増大に向けた企業経営の仕組みである。
× ステークホルダアナリシスとは、経営戦略を策定するにあたって、自社を取り巻く利害関係者(ステークホルダ)を分析することである。

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問題75

分析対象としている問題に数多くの要因が関係し、それらが相互に絡み合っているとき、原因と結果、目的と手段といった関係を追求していくことによって、因果関係を明らかにし、解決の糸口をつかむための図はどれか。

アローダイアグラム
パレート図
マトリックス図
連関図

解答:エ

<解説>

× アローダイアグラムは、仕事の流れを図式化したもので、作業順序や前後関係が分かる。PERT図とも呼ばれる。
× パレート図は、データを幾つかの項目に分類し、横軸方向に大きさの順に棒グラフとして並べ、累積値を折れ線グラフで描き、問題点を整理する図である。
× マトリックス図は、行と列のそれぞれに属する要素から構成された2次元の表である。
連関図は、原因と結果や目的と手段などの関係が複雑でかつ絡み合っている場合,これらの相互関係を図解することによってわかりやすく表現するものある。

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