平成30年度秋季問題
問題61
IT投資ポートフォリオにおいて、情報化投資の対象を、戦略、情報、トランザクション、インフラの四つのカテゴリに分類した場合、トランザクションに対する直接の目的はどれか。
ア | 管理品質向上のために、マネジメント、レポーティング、分析などを支援する。 |
イ | 市場における競争優位やポジショニングを獲得する。 |
ウ | 複数のアプリケーションによって共有される基盤部分を提供する。 |
エ | ルーチン化された業務のコスト削減や処理効率向上を図る。 |
問題62
業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。
ア | 対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え、データ中心アプローチの表現によって図に示す。 |
イ | データの流れによってプロセスを表現するために、データの発生、吸収の場所、蓄積場所、データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。 |
ウ | 複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。 |
エ | プロセスの機能を網羅的に表現するために、一つの要件に対し発生する事象を条件分岐の形式で記述する。 |
問題63
企業の業務システムを、自社のコンピュータでの運用からクラウドサービスの利用に切り替えるときの留意点はどれか。
ア | 企業が管理する顧客情報や従業員の個人情報を取り扱うシステム機能は、リスクを検討するまでもなく、クラウドサービスの対象外とする。 |
イ | 企業の情報セキュリティポリシーやセキュリティ関連の社内規定と、クラウドサービスで提供される管理レベルとの不一致の存在を確認する。 |
ウ | クラウドサービスの利用開始に備え、自社で保有しているサーバの機能強化や記憶域の増加を実施する。 |
エ | 事業継続計画は自社の資産の範囲で実施することを優先し、クラウドサービスを利用する範囲から除外する。 |
問題64
IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスの視点に立ったKPIの例はどれか。
ア | 売上営業利益率を前年比5%アップとする。 |
イ | 顧客クレーム件数を1か月あたり20件以内とする。 |
ウ | 新システムの利用者研修会の受講率を100%とする。 |
エ | 注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。 |
問題65
ある企業が、AIなどの情報化技術を利用した自動応答システムを導入して、コールセンタにおける顧客対応を無人化しようとしている。 この企業が、システム化構想の立案プロセスで行うべきことはどれか。
ア | AIなどの情報技術の動向を調査し、顧客対応における省力化と品質向上など、競争優位を生み出すための情報技術の利用方法について分析する。 |
イ | AIなどを利用した自動応答システムを構築する上でソフトウェア製品又はシステムの信頼性、効率性など品質に関する要件を定義する。 |
ウ | 自動応答に必要なシステム機能及び能力などのシステム要件を定義し、システム要件を、AIなどを利用した製品又はサービスなどのシステムように割り当てる。 |
エ | 自動応答を実現するソフトウェア製品又はシステムの要点定義を行い、AIなどを利用した実現方式やインタフェース設計を行う。 |
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