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平成29年度春季問題

問題63

IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスの視点に立ったKPIの例はどれか。

売上営業利益率を前年比5%アップとする。
顧客クレーム件数を1か月あたり20件以内とする。
新システムの利用者研修会の受講率を100%とする。
注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。

IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスの視点に立ったKPIの例はどれか。

売上営業利益率を前年比5%アップとする。
顧客クレーム件数を1か月あたり20件以内とする。
新システムの利用者研修会の受講率を100%とする。
注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。

解答:エ

<解説>

KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)とは、企業目標やビジネス戦略を実現するために設定した具体的な業務プロセスをモニタリングするために設定される指標のうち、特に重要なものを指す。

また、 バランススコアカードとは、経営管理手法の一つで、企業の経営戦略から各部署や従業員の具体的な行動を決める方法のことである。企業のビジョンと戦略を4つの視点で分類し各視点ごとに目標,評価指標,具体的方法を設定する。

バランスト・スコアカードにおける4つの視点は次のものである。

財務の視点
株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
顧客の視点
企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
内部ビジネスプロセスの視点
財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
学習と成長の視点
企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。
× 財務の視点である。
× 顧客の視点である。
× 学習と成長の視点である。
内部ビジネスプロセスの視点である。

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