必ず受かる情報処理技術者試験

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平成29年度春季解答

問題21

16進数ABCD1234をリトルエンディアンで4バイトのメモリに配置したものはどれか。 ここで、0~+3はバイトのアドレスのオフセット値である。

解答:イ

<解説>

エンディアン(Endian)とは、複数のバイトからなるデータをメモリに格納するときの格納方法である。

リトルエンディアン(Little Endian)は,1バイトずつ最下位バイトから格納する方式。ビッグエンディアン(Big Endian)は,逆に1バイトずつ最上位バイトから格納する方式である。

1バイトのメモリは8ビットで構成されるので16進数では2桁の値となる。したがってABCD1234はAB,CD,12,34と区切られる。このデータを最下位バイトから格納するのでイが正解である。

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問題22

16ビットのダウンカウントのカウンタを用い、そのカウンタの値が0になると割込みを発生させるハードウェアタイマがある。
カウンタに初期値として10進数の150をセットしてタイマをスタートすると、最初の割込みが発生するまで時間は何マイクロ秒か。
ここで、タイマクロックは16MHzを32分周したものとする。

0.3
2
150
300

解答:エ

<解説>

  1. 分周とは周波数を下げることである。16MHzのシステムクロックを32分周して周波数16MHz÷32=0.5MHz=500kHzのタイマクロックとして用いる。
    ⇒毎秒500×103回のカウントダウンが行なわれる
  2. カウンタが150から0までカウントダウンされると最初の割込みが発生する。
    ⇒150÷(500×103)=0.3×10-3秒=300マイクロ秒

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問題23

図の回路が実現する論理式はどれか。
ここで、論理式中の“・”は論理積、“+”は論理和を表す。

F = A
F = B
F = A ・B
F = A + B

解答:イ

<解説>

  1. 回路図を次に記す。
  2. 代数の法則にしたがって、簡単にしていく。
    F=P+Q=(A・B)+A・B
    F=(B・A)+(B・A)
  3. F=B・(A+A)=B・1=B

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問題24

コードの値からデータの対象物が連想できるものはどれか。

シーケンスコード
デシマルコード
ニモニックコード
ブロックコード

解答:ウ

<解説>

× シーケンスコードとは、連続で番号を割り当てたコードである。
× デシマルコードとは、10進法で標記されたコード全般である。
ニモニックコード とは、対象物に合わせて人間がコードの意味を理解できるようにしたコードである。
× ブロックコードとは、レコードをいくつかのブロックに分割してブロック内で番号を割り当てたコードである。

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問題25

表示装置には色彩や濃淡などの表示能力に限界がある。 一つ一つの画素では表現可能な色数が少ない環境でも、いくつかの画素を使って見掛け上表示できる色数を増やし、なめらかで豊かな階調を表現する手法はどれか。

インデックスカラー
オーバレイ
カーニング
ディザリング

解答:エ

<解説>

× インデックスカラー とは、ビットマップ画像の一種。 画素(ピクセル)毎に色を直接指定するのではなく、カラーマップと呼ばれる色定義テーブルの参照番号を指定して画像を表現する形式。
× オーバレイとは、 帳票を印刷する際にデータに重ねて罫線なども印刷することを指す。オーバーレイ印刷により、あらかじめ罫線が印刷された専用用紙ではなく、白紙に帳票を印刷することが可能になり、帳票印刷に関わるコストを抑えることができる。

× カーニングとは、ワープロソフトやページレイアウトソフトで、個別に文字間隔を調整する機能。
ディザリングとは、は、見かけ上の色数よりも少ない色数で画像データを構成すること、またはその処理のこと。たとえば、フルカラーの写真の色を256色に減色する場合、同系色の細かい点のノイズを加えて(点描)中間色を表現する。色のムラが減り、自然なグラデーションに見えるが、鮮明さが損なわれるのが欠点。

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